繁盛店になるためには、美味しい料理を提供するのはもちろんですが、いかに料理を早くたくさんさばけるかも重要です。
そのためにはスタッフを増員すればいいわけですが、増員すると当然人件費も高くなります。また時間帯によっても忙しさは全く違ってますので、いつ・どの時間にスタッフを配置すればいいのか。。。
繁盛店になれるかそこそこのお店で留まってしまうかは、効率的なシフト作成を作れるかにかかっていると言っても過言ではありません。
特にデリバリーの場合は様々な要素が絡み合い、売れる・売れないの波が路面の飲食店より激しい傾向にあります。
ですがちょっとしたポイントを押さえておけば、シフトの効率を劇的に改善することが可能です。
①天気予報は最低でも2週間前からチェック
デリバリーの売上げにおいて最も影響を受けるのが天候です。雨の日は皆さん外出を控えようと思いますよね。
ですが、外には出たくないけど美味しいものは食べたいと考える人は多く、おのずと雨の日はデリバリー店は忙しくなります。
常に天気予報をチェックするのはもちろんですが、シフトは大体2週間・1ヶ月前に作成させることが多いので、遅くとも2週間前から天気予報をチェックしておく必要があります。
また雨以外にも、気温が暑すぎたり寒すぎる場合も外出を控えることが多いので、できれば3か月前から夏や冬の天気の動向をチェックしておいて、「今年の夏は忙しくなるかも」とスタッフに事前に根回ししておくとなおよいでしょう。
②祝日・イベントは実はそんなに忙しくない!?
意外とやってしまいがちなのが、祝日やイベントがある日に忙しくなると予想し、スタッフをたくさん配置したのに実は全然忙しくなかったというケース。
そういう時は家でゆっくりというより、みんなでどこかに食べに行くというケースが圧倒的に多いので、デリバリーでは祝日やイベントは実はあまり影響がありません。
話は少し逸れますが、祝日・イベントの時に一人で過ごす“ぼっち”な人は必ず一定数存在します(けしてぼっちな人を否定しているわけではないですよ汗)。
そんな“ぼっち”さんにターゲットを絞り、特典をつけたり割引するなど行った販促プロモーションをするのも面白いと思います。
イベント時に売り上げが中々伸びないとお悩みでしたら、一度試してみるのもいいかもしれません。
シフト制作は戦略である
私はシフト作成は戦略だと思っていますが、いくら良い戦術を立てても、それを実際に行動にスタッフがきちんと動いてくれないと意味がありません。
「スタッフがよくドタキャンする」「誰も土日に入ってくれない」といったお悩みをしばしば耳にしますが、それはコミュニケーション不足が原因かもしれません。
スタッフだって人間です。仲のいい人から頼まれたらスタッフだってちゃんと話を聞いてくれますし、困った時にもきっと助けてくれます。
ついつい機械的になりがちなシフト作成ですが、日ごろからスタッフとのコミュニケーションをとりつつ、常に先を見据えた計画的・戦略的なシフトを組めるかが、経営者の腕の見せ所です。
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