フード業界もファンション業界と同じく、毎年様々なトレンドが生まれています。
今年は何と言ってもタピオカが大ブレイクしましたし、その他にも生食パンや麻婆豆腐をはじめとした“麻辣系メニュー”も話題になりました。
そこで、フードデリバリー業界に20年以上携わる僕が、2020年に流行ると思われるメニューを勝手に予測してみました。
①アスリートメニュー
最近は女性だけでなく男性の健康意識も高まり、ファミレスやコンビニでもヘルシーさを謳ったメニューが数多く登場していますが、ヘルシーさの更に上をいくアスリートメニューがブームになりそうな予感。
美味しくてボリューム感はありつつも、高たんぱく・低カロリー・低糖質・低脂質なメニューは、普段からジムなどで身体を鍛えている男女には確実に刺さると思います。
さらに来年はオリンピックイヤーという事もあり、アスリートメニューに熱い注目が集まるのではないでしょうか。
②メインディッシュクレープ
従来の固定概念を覆すようなプレミアムなメインディッシュクレープに注目です。
クレープと言えば薄く焼いた生地に、クリームやフルーツ、おかずや野菜をクレープ生地で包むのが一般的ですが、あえて包まずに具を見せてシズル感を訴求すると共に、具にもフォアグラやステーキなど、それだけでメインを張れるようなグレードの高い料理を使う点も従来のクレープと大きく違う点。
そんな特別感あるメニューが片手で食べられる手軽さがウケるのではないでしょうか。
③チーズケーキ専門店
今年はバスクチーズケーキが流行しましたが、そこからさらに深化したチーズケーキ専門店が登場すると思います。
一口にチーズと言ってもクリームチーズやマスカルポーネ、ブルーチーズ、パルメザンとその種類は実に多く、甘いスイーツ系はもちろん、ワインに合うようなおつまみ系など色々なチーズを使い、チーズケーキのバリエーションがさらに広がって、今年以上に大ブレイクするのではと注目しています。
トレンドは本物志向へ・・・
いかがでしょうか?
今回挙げた3点に関わらず、最近のトレンドの傾向は、安さを重視したコスパ志向から、味や質にこだわった本物志向にシフトしています。もちろんこの傾向は数年後にはまた変わっている可能性があります。
ですので、新しくお店を立ち上げたり新メニューを開発する際には、今現在流行っているブームに乗っかるのもいいですが、常に新聞や雑誌・テレビで情報収集すると共に、経済や社会情勢にアンテナを張って、常に一歩先を見据えて動くのが、長くこの業界で生き残るための秘訣と言えます。
ぜひ皆さんも超個人的トレンド予測をして、次のブームをいち早くとらえる練習をしてみてはいかがでしょうか。
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