フードデリバリーにおいてなくてならないツール、それはメニュー表です。
メニュー表は、店舗を持たないデリバリービジネスにとって、お客様にお店の情報を伝える数少ない接点と言えます。しかし「めんどくさい」「お金をかけたくない」と言って、メニュー表の存在をおろそかにしていませんか?
メニュー表の見せ方ひとつで店の売上げを大きく左右する重要な販促ツールにもなりえるのです。
①とにかく写真にこだわる
レストランの場合は、店構えやスタッフの雰囲気など、お店を選ぶ前に様々な情報を得ることが出来ますが、デリバリーの場合は、基本メニュー表に載っている情報が全てです。
例えば数あるデリバリー店の中から親子丼を選ぶとして、美味しそうな親子丼の写真が載ってる店とそうでない店であれば、当然美味しそうな写真の店を選びますよね。
写真の良し悪し一つでお店の印象が大きく変わります。
コストがかかるからと自身で撮影する人もいらっしゃいますが、レストラン以上にデリバリーは写真の重要度が高いので、できればプロのカメラマンに撮ってもらうことをオススメします。
写真を撮る際に一点気を付けてほしいのは、大げさに盛りつけすぎないこと。
写真写りを良くしたいからと言って、実際の商品よりたくさん盛りつけたり、豪華な食材を使って過剰に演出すると、写真と実物が違うといってクレームに繋がる恐れもあります。
②売りたい商品を明確に
アナタは、売りたいメニューの優先順位をつけていますか?
もちろん全部売れることに越したことはないのですが、原価の高いものやオペレーションの煩雑なメニューばかり売れると、仕入れコストも上がりますし出数も少なく忙しいのに思ったほど利益が上がらない悪循環に陥ります。
そうならないためにも、売りたいメニューを明確にし、メニュー表を使ってお客様を誘導する必要があります。
販促デザインの基礎に『Zの法則』というものがあります。
人の視線は、基本的に左上からZの動きをします。この特性を利用して、一番目立たせたいものをメニュー表の左上に持ってくるだけで、お客様の注目を集めることが出来ます。
また写真を大きくしたり、オススメマークを付けたり詳しい商品情報を載せるなどして、他のメニューにはない特別感を出すことで、売りたい商品に注文が集中するようにコントロールすることが出来ます。
メニュー表次第で売り上げが2倍に!
このようにメニュー表の作り方次第で、売り上げが2倍以上になったという事例もあります。
もし「売り上げが伸び悩んでいる」とお悩みでしたら、一度メニュー表を見直してみてはいかがでしょうか?
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