フードデリバリービジネスで失敗しないために、開業するにあたって絶対に知っておきたい事。
前回は物件選びと資金繰りについてのポイントをお伝えしました。
今回は、その続きとして開業に必要な設備・届け出等についてご紹介します。
③開業までにこれだけは揃えておきたい設備
デリバリーで開業するにあたって揃えておきたい必要最低限の設備と言えば、冷蔵庫・冷凍庫・ガスコンロ・2層シンク・洗面台・調理&盛りつけ台・バイク(自転車)などになります。
もちろんお店によってさまざまな調理器具が必要になってきますが、とりあえずこれらの設備があればとりあえず何とかなるでしょう。
そして、設備導入するにあたってのポイントはお金の使い方。
前回国金についてご紹介しましたが、国金から借りたお金はまず設備投資に使う事をオススメします。
国金は運転資金に使うよりも設備投資に使った方が金利が安く済みます。
ついつい開業前に求人や販促にお金を使ってしまいたくなりますが、業務用の設備は高額なものが多いので、開業前にある程度揃えておいたほうが、もし開業後思うように売り上げが伸びなくても修正が利きやすいのです。
また当初の予定通り返済がうまく行けば、半年後に再借入れも可能です。
半年経てばある程度お店も軌道に乗ってきますので、求人や販促はそれから本格的に行う方が運営しやすいと思います。
④各種届け出
お店を開業するにあたって、いくつか必要な届け出や資格取得が必要になります。
必ず必要になってくるのは
・開業届
・食品営業許可
・食品衛生責任者資格
になります。
この他にも場合によってさまざまな届けが必要になります。
ネットでも必要書類の一覧を紹介しているサイトがあるので、チェックしてみて下さい。
ちなみにここで注意したいのが「食品衛生責任者」資格。
実はこの資格は調理師免許を持っていたら、申請しただけで食品衛生責任者になれますし、調理師免許を持っていない人でも、講習会に1日参加するだけで資格を取得することが出来ます。
簡単に取得できるのは良いのですが、レストラン以上にフードデリバリーにおいては衛生管理に注意が必要になります。
食品衛生責任者の資格を持っているからと言って慢心せず、衛生管理は常に意識しておく必要があります。
これからフードデリバリーの時代がやってくる!
簡単ではありますが、2回にわたりフードデリバリーで開業するにあたって必要なポイントを4つご紹介しました。
レストラン開業のプロセスは色々情報が載っていますが、デリバリー開業のプロセスって意外と載ってなかったりするんですよね。これから開業しようかなと思っている人の参考になれば嬉しいです。
近年どんどん市場が大きくなっているとはいえ、まだまだ発展途中と言っていいフードデリバリー業界。
フードデリバリー業界の(自称)先駆者として、皆さんが知りたい情報を発信していけるようこれからも頑張ります!
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