コロナウイルスの感染が日本で初めて見つかって1年が経過しました。
皆さんご存じの通り、コロナ禍は日本経済、とりわけ飲食業に大きな打撃を与えました。
そんな状況を打開しようと、今新しくデリバリーサービスを始めるお店が急増しています。その数は、コロナ前と比較するとなんと約2倍!これだけでもデリバリー市場が急拡大しているのがわかりますよね。しかし市場が拡大しているからと言って、デリバリーを始めて儲かるかというと、中々そうも行かないのが実情です。
これはデリバリーに限った話ではありませんが、目先の数字だけを見ていては、思うように売上げは伸びないものです。
では、デリバリーで業績を上げるために必要なものは何なのか。
2度目の緊急事態宣言の発令を受けて、新しくデリバリーを始めた方も多くいらっしゃると思うので、改めてデリバリーの基礎中の基礎についてお話ししたいと思います。
<確実にお届けする>
デリバリーで最も重要な事、それは「確実にお届けする事」です。
もちろん味や価格も大切なのですが、商品がお客様の元に届けられなければ話になりません。そしてそれが出来なければお店の信用にも関わります。
では確実に商品をお届けするためには何が必要かわかりますか?
それはズバリ「当たり前のことを当たり前にする」だけなのです。
しかし「当たり前のこと」と言ってもいまいちピンと来ないかもしれません。
ここで言う「当たり前のこと」は大きく分けて3つあります。そこで3つの当たり前をもう少し掘り下げていきましょう。
① 受け渡し間違いゼロ
お客様とのトラブルやクレームで最も多いのが受け渡し間違い。
特にランチタイムなど注文が集中する時間帯はミスが起こりやすいので注意が必要です。
ですので商品の受け渡しの際は、どんなに忙しくても必ず伝票を見ながら商品及び数量確認するのはもちろんの事、配達伝票に配達者とお客様のサインを付けるなどしてミスを防ぐようにしましょう。
② 交通事故ゼロ
商品をお客様の元へ届けるというデリバリーの性質上、交通事故のリスクは常に付きまとってきます。交通ルールやマナーの順守はもちろんのことですが、配達時の注意点をリストにまとめ、スタッフ全員に共有するなどして安全意識の徹底を図るようにしましょう。
また最近は出前館やUber Eatsはじめ、DiDi Food、楽天デリバリー、foodpandaなど、デリバリー代行業者も数多く誕生しているので、そうしたサービスを活用するのもオススメです。
業者によって手数料や特徴はまちまちですので、それらを見極めた上でうまく活用できれば、デリバリーの運営もずっとやりやすくなると思います。
③ 食品トラブルゼロ
「食」を扱う以上、食中毒や品切れなどには細心の注意を払わなければいけません。
手洗いや消毒などの衛生管理はルール化してやり忘れの無いようにしたり、食材や仕込みの確認も毎日誰がいつどうやってチェックするかを明確にすることで、お客様に安心安全な商品を確実に提供できるように心がけましょう。
まとめ
いかがですか?一つひとつを見るとどれもごく当たり前なことばかりですが、皆さんこれらの当たり前がキチンと実践出来ているでしょうか?
売上という目に見える形で効果が出るには少々時間がかかるかもしれませんが、「確実にお届けする」ことがしっかり出来ていれば、自ずと結果は現れてくると思います。
コロナの終息のメドはまだ立っていませんが、だからと言って悲観するのではなく、今出来る事を精一杯やることでこの困難を乗り切っていきましょう!
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